休職を体験して仕事に対する考えが変わった

私は、双極性障害で2年間休職をしていました。復職判定会に合格し無事復職を果たしたのですが、もともと私はエンジニアで発明や設計作業が仕事だったのですが、復職後は事務作業をしてもらうと言われて、働くことができればなんでもいいやと思い、その条件を飲んで現在働いています。
私に与えられた業務は、エンジニアたちが使う計量器の校正業務です。我が社ではISO9000を取得していることもあり、使う測定器に誤差や不具合があってはいけないため、年に1度のペースで計量器を調整(校正)するわけです。この業務は、私が関わる前は女性が一人で作業していました。実際の作業は、自分自身で構成するわけではなく、エンジニアに校正のタイミングであることを連絡して計量器を回収し、校正委託会社に計量器を送付して構成してもらうわけです。いろいろと、日程調整したり、業者と密なる連絡を取り合ったりするなど、細かな作業が多いのです。
かつて私はエンジニアだったので、計量器を担当者に校正に出す立場ですが、今では立場が逆転してしまいました。実は、エンジニアだった頃は、この仕事は雑用だと思っていました。しかし、一度、休職して働けなくなった状況を経験した今、こんな仕事でもとても楽しいと感じるようになりました。しかも、設計業務のように高度なわけではないので、気楽でストレスも軽いです。
会社の中では、多くの同僚が私のことを知っていますので、特にエンジニアの同僚からは、どうしてこんな仕事しているの?と頻繁に聞かれます。
そんな時私は、「いい加減、設計するのも疲れたからさ、事務作業に回してもらったんだよ」と応えています。しかし、かつて一緒に設計した仲間のために役立つ仕事につけて誇らしくも感じています。一度、休職をして職を失いかけてから、仕事に対する考え方が変わった気がします。かつては、楽しく誇らしい仕事をしたいと思っていましたが、今は家族のために安定して働ける職場で働きたいと考えています。